低体温は様々な要因が重なることで発生します。中でも、ストレスや過剰なダイエット、運動不足をはじめとした生活習慣に影響されやすいのだそうです。しかし、原因はそれだけにとどまりません。外的な環境温度によって、低体温症になってしまうケースがよく知られています。特に新生児の場合は注意が必要でしょう。
生後間もない瞬間に、急激な環境温度の低下を経験してしまうためです。母親の胎内の温度は大体38℃で保たれています。ところが胎外は、24~26℃程度という環境。出産直後の新生児は、生まれた直後に寒冷刺激を受けてしまうのです。この刺激は、生まれたての赤ちゃんにとって重要なものだと知られています。寒冷刺激によって呼吸をするようになるためです。呼吸だけでなく、熱を作り出したり放射したりする機能にも大きく影響するそうです。しかしこの働きがうまくいかず、低体温のままでいると障害が発生する危険性があります。
たとえば哺乳障害は、低体温が原因で起こってしまうと言われています。出産後の低体温状態から身を守るため、やむを得ずに発生してしまうのです。また、未熟児は環境温度の変化に強くありません。体温と同じ36℃に保たれている保育器で、外的な環境温度から避ける必要があるでしょう。
その他にも、知っておくべきことがいくつかあります。赤ちゃんは成人よりも体温調整可能温度域が狭くなっているという事実も、そのうちの一つ。環境温度の変化に敏感に反応してしまいますから、注意が欠かせません。病気の影響で熱を出す力が無く、低体温になってしまう状況も見逃せないと感じます。高熱よりも低体温の方が重症になるリスクが高いからです。赤ちゃんが自分で体温調節ができるよう、こまめに世話をすることが欠かせないと思います。